大阪は関西のなかでも賑わいを見せ、さらに観光地として全国から観光客が訪れるエリアです。
旅行や仕事で訪れるだけでなく、移住したい方々もいるでしょう。今回は、大阪での子育てについてご紹介したいと思います。
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エリアごとの雰囲気について
大阪と一口にいっても、エリアごとに街の雰囲気が様変わりします。たとえば、中央区は「ミナミ」、北区は「キタ」と呼ばれる繁華街になっています。大阪駅周辺というのは、高層ビルが立ち並んでおり、ビジネス街として拠点があります。
さらに、西区・堀江周辺になるとトレンド感のあるショップが多く展開しているエリアになり、若い世代から人気です。一方、大阪市内にはまだまだ下町風情漂うエリアも残されており、高齢者の温かい目が行き届くエリアもあります。子育てがしやすいエリアもたくさんです。
大阪の特徴について
多くの方がイメージするのは、大阪市でしょう。人口約237万人の西日本最大の都市です。しかし、梅田「キタ」と呼ばれるエリアであったり、難波「ミナミ」と呼ばれるエリアについては案外コンパクトな街でもあります。
そして、公共交通機関が発達しているので、夫婦共働きで子育てしたい場合にもおすすめできます。大阪市内はJR、大阪メトロ、私鉄各線の鉄道路線が運行しています。もちろん、路線バス網も充実していますし、府内の伊丹空港や関西国際空港へのアクセスもしやすく、利便性が高めです。出張やご家族での旅行もしやすいでしょう。
そして、観光地としてはもちろん、お子さんの感性を磨くためには歴史、社会についても身近に感じられるエリアであったほうが良いでしょう。その点でも、大阪城天守閣、四天王寺、大阪天満宮、難波神社などの歴史的建造物が立ち並んでいますから、親しみやすいエリアだといえます。
子育てにおすすめのエリア
大阪府内で、大阪市、堺市に次いで人口が多い東大阪市についても子育て環境に優れています。
ものづくりやラグビーの街として知られていますが、ファミリー世帯も多く暮らしており、子どもの遊び場も充実しています。
大阪市のベッドタウンになるので、子育て世帯が多く、活気あふれる商店街もありますから、お買い物や大人の目が行き届きます。
ちなみに、東大阪市の子育て支援制度について少しチェックしておきましょう。東大阪市では2021年から、妊婦健診の助成回数が増えており、しっかり補助が受けられるようになっています。
また、小・中学生向けの英語検定、漢字検定といった受験料補助も提供されています。
主な子育て支援については以下の通りです。
- 妊婦健康診査費用補助
- 医療費助成
- 子育て支援センター
- 留守家庭児童育成クラブ
- 一時預かり「リフレッシュ型」
- ホームスタート (家庭訪問型子育て支援)
また、子育てのしやすさでもっとも保護者が気になる内容としては治安になるでしょう。この点についても、安全な街づくりのために治安対策本部が設置されているため、安心安全な子育てが期待できます。
犯罪発生率も少なく、気になる場合にはパトロールなどがされているかを大阪府警察に問い合わせてみると良いでしょう。
ポイントになること
大阪で子育てがしやすいかどうか、そのポイントについていくつかご紹介しておきます。
例えば、大阪のベッドタウンとして成長してきた街では、各駅周辺にスーパーやショッピングセンター、医療機関など生活に必要な施設が豊富に揃っています。
しかし、少し奥まってしまうと利便性もわるくなる…そうした可能性もありますから、交通機関によるアクセスが良好であるのか、夜遅くまでお店がやっているのか、チェックしておきましょう。
その他のポイントとしては以下の通りです。
- 立地が良く家賃が手ごろ
- 下町感があり大人の目がとどき、居心地が良い
- 遊び場が豊富にある
そして、エリアによって子育て支援については異なります。なかでも、夫婦共働きなどなら、子育て支援センターや留守家庭児童会などがどのあたりに、何箇所ほど展開されているかもチェックしておきましょう。
もちろん、治安については犯罪を防ぐ取り組みをチェックしたり、交差点や通学路などに防犯カメラがどれくらい設置されているのかも確認しておくと安心できます。
子供だけでなく大人も住みやすい
子育てしやすいかどうか、子供目線でさまざまにチェックすることはもちろんですが、保護者となる大人が住みやすいかどうか、ここもポイントになります。
例えば、都市部ならではの子育てのしやすさがある街でも、ショッピングモールがいくつもあるのか、24時間や夜遅くまで営業しているスーパーやドラッグストアが充実しているかなど、生活利便性が高いエリアでなければ、子育てのしやすさにつながりにくいでしょう。
職場に近い立地を選んだとしても、職場からお子さんの送り迎えがしやすいのか、そうした住みやすさをチェックしましょう。
遊べる場所について
また、市内には一日中遊べるような大型公園もありますが、遊具のある身近な公園もたくさんあります。気軽に訪れることができます。
天王寺動物園、長居植物園など、動植物に触れられるスポットも設けられていたり、図書館や博物館といった文化施設も充実しているエリアもあります。
これであれば、休日にお子さんと遊びにでかけたり、お子さんが友達と一緒に遊びに出かけることもでき、ひきこもることも少なくなるでしょう。
なお、大阪市の子どもの医療助成には自己負担があり、中学生以上は所得制限が設けられていますが、高校生までが対象です。大阪市内には、大学や専門学校など高等教育機関も数多く立地していますから、幅広い年齢の子供達が暮らしています。
通学路や、遊べる場所までの道のりについても、危険はないのか、危ない道路状況ではないのか、昼夜で歩いて確認してみるとよいでしょう。
特に、夜は、街灯の有無もポイントになります。昼間は公共のトイレが衛生的なのか、道端にゴミが散乱していないかどうか、そうした環境にも視点を向けてみましょう。ルールを守った街であれば、安心安全に子育てができるはずです。